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薪焼 銀座おのでら

銀座でフレンチディナーを楽しみたいあなたへ。銀座ディナーガイド編集部が、ツウな店舗「薪焼 銀座おのでら」をご紹介します。また、店舗のツウなおすすめポイントを、銀座に精通している銀座ママに聞いてみたので、参考にしてくださいね。

薪焼 銀座おのでらの特徴

薪焼おのでら

繊細かつ大胆な薪焼調理で香りも楽しむ

最近、日本でも人気の調理法である「薪焼」。トレンドに敏感な方ならご存知かもしれませんが、薪焼はニュージーランド発祥の料理。強い炎で素材を焼き上げるのが特徴で、強力な炎は食材の表面をカリッと仕上げます。そんな、薪焼とフレンチをミックスした料理を味わえるのが「薪焼 銀座おのでら」。実は、「薪焼 銀座おのでら」の炎はとても繊細で、パチパチと燃える薪の香りが格別なんです。ちょうど良い焼き加減にこだわった料理は、銀座ツウならぜひ味わっておくべき。

ミシュラン史上最速達成シェフによるフランス料理と和の融合

「薪焼 銀座おのでら」の料理は、フランス料理をベースに和のエッセンスを加えたもの。モダンで洗練されたイノベーティブな料理に仕上がっています。世界中の選りすぐりの食材を薪の炎を使って焼くことで、旨味を凝縮しているんだとか。そんな「薪焼 銀座おのでら」の料理長を務めるのは寺田惠一氏。ミシュランガイド東京発刊以来3つ星を獲得し続けている「カンテサンス」にて修行後、28歳の若さでシェフに就任した「ティルプス」で、当時のミシュラン史上最速の2か月で1つ星掲載を達成した若手シェフなのです。

ラルナージュの白土を用いた薪窯の炎で愛を深めて

「薪焼 銀座おのでら」で食事を楽しむなら、席は個室よりもカウンターがおすすめ。オープンキッチンになっているので、キッチンの中心にあるフランスのラルナージュの白土を用いたレンガの薪窯で調理する様子を見ることができます。彼女や奥さんを連れて行けば、ふたりで炎を眺めつつ料理を待っている間の会話で愛が深まるはず…。

銀座ママのツウなおすすめポイント
薪には水分が含まれていて、高温でサッとあぶることで風味よく仕上がると聞きました。実際に食べてみると、確かに炭火とは全く異なる香りを感じることできますよ。目で見て楽しい、匂いで楽しい、音で楽しい…つまり五感全てで楽しめる料理が薪焼なのです。
銀座ママ

薪焼 銀座おのでらのディナーメニューについて

ディナーメニューの価格 おまかせコース20,000円(税抜)
ディナーメニューの内容(一部) 北寄り貝、アスパラ、フォアグラ、アナゴ、和牛など日によって異なります。

薪焼 銀座おのでらの口コミ

カウンターとシェフの距離が絶妙

オープンしたての頃に伺ったのですが、表に看板も出ておらず、恐る恐る入店しました。中に入ると、とてもあたたかい雰囲気。何と言ってもカウンターとシェフの距離が絶妙で、シェフとの会話を楽しむことができるのですが、そこまで近くはないので同行者との会話もしっかり楽しめる。付き合いたてのカップルなんかには、ピッタリなお店なんじゃないかなって思いました。

薪焼 銀座おのでらの基本情報

営業時間(定休日) 17:00~22:00 定休日:日曜/祝日
住所 東京都中央区銀座5-14-14 サンリット銀座Ⅲ 9F
アクセス 都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座」より徒歩約1分
その他 カード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可、完全禁煙、14席・個室あり(4人可、6人可)

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【潜入ディナー】「薪焼 銀座おのでら」へ行ってみました

薪の香り漂う、銀座ツウのみが知る新進気鋭の名店

薪焼おのでらの店内
店内

銀座ツウな上司に誘われて、薪焼きおのでらさんへうかがいました。私自身は「薪焼き」というジャンルを知らなかったのですが、グルメな上司が「鉄板焼きには行き尽くした。これからは薪焼きの時代だ」と豪語していたため、期待度はドンドン高まっていきます。

お店は歌舞伎座のほど近く、少し奥まった路地のビルにありました。フロアまで上がると、目の前にはシックなガラス扉が。インターフォンを押すと、笑顔の素敵な女性のスタッフさんが招き入れてくださいます。扉が開いた瞬間、ほのかに鼻をくすぐる薪の香り。落ち着いた照明の中、カウンター越しのキッチンの中心で、薪窯が静かに燃えていました。カウンター席にはすでに2組のお客様がいらっしゃいましたが、どちらも常連のようで朗らかにスタッフさんとお話ししており、高級感のあるお店ながら気の置けない、アットホームな雰囲気を感じました。

洗練された食材の味を一層深めていく、薪焼きという手法

キャビアのタルト
キャビアのタルト

座席に通していただき、まずはファーストドリンクから。私はお酒が大好きなので、すすめられたシャンパンを注文。ただ残念ながら上司はアルコールが飲めないため、ソフトドリンクをお願いしていました。ソムリエの方はそんな上司にも親切に、スペシャルなジュースがあるとオススメしてくださいました。ワインのように濃厚なこだわりのぶどうジュースを注いでいただくと、一緒にアルコールを楽しんでいるような気持になれて、私も嬉しいです。アルコールが苦手な方にとって、素敵な気遣いだと思います。
さっそく一品目から。お店のHPにも掲載されていたキャビアのタルト。大粒のキャビアがプチプチと口の中で弾け、昆布の出汁と絡み合う、特別感のある前菜に、どんどん期待は高まります。

薪焼きエシャロットとグアンチャーレ
薪焼きエシャロットとグアンチャーレ

次に「薪焼きエシャロットとグアンチャーレ」。薪釜の中でじっくり5時間もかけて焼き上げたエシャロットは、周りは真っ黒。ですがその芯の部分に甘みが凝縮されていて、文字通り口の中でとろける食感でした。グアンチャーレはいわゆる豚トロ部分の塩漬け。ちょうど良い塩気と豚の旨みをエシャロットに与えてくれます。

自家製のパン
自家製のパン

エシャロットの美味しさに感動していると、シェフから薪釜で焼いた自家製のパンをオススメしていただきました。ぎっしりとナッツ類が混ぜ込まれた全粒粉の自家製パンを、同じく薪釜でつくったバターにサワークリームを混ぜた特製のソースでいただきます。全粒粉の香ばしさが増しているように感じられるのは、薪釜ならではなのかもしれません

和食・フレンチ・イタリアンの美意識が、薪釜の中で融合する

うずらの西京焼き
うずらの西京焼き

次のお料理は「うずらの西京焼き」。メニューだけではあまり想像ができなかったのですが、西京焼きにされたうずらのモモ肉を、栗とキノコ、そしてニョッキが入ったクリームソースでいただく、和風イタリアンなお料理です。西京焼きならではのほんのり甘辛な風味が口の中でジュワリとひろがり、噛みごたえのあるうずらの味わいをより深めてくれます。そこにクリームソースが絶妙にマッチする、このお店でしか味わえない一品です。

薪焼真名鰹
薪焼真名鰹

次はお魚料理の「薪焼真名鰹」です。薪釜の中の温度差を利用して、身の部分はふんわりと、表面の皮はパリパリっと仕上げられた真名鰹を、海苔と三つ葉にバターを加えたソースが深みを増してくれます。白身魚ならではの優しい身の味と、味が凝縮された皮部分のコントラストが感じられます。海苔の風味に三つ葉の苦みが絡んで、様々な和のテイストを楽しめました。

トマト、つぶ貝、茗荷の出汁漬け
トマト、つぶ貝、茗荷の出汁漬け

お肉、お魚と続いて、次は箸休めの意味合いもある「トマト、つぶ貝、茗荷の出汁漬け」。濃厚なお料理が続いた中で、サッパリとしたお味で一息です。サッパリといいながらも、1つ1つの食材が素材の味を生かした上品な味付けでした。

メインのお肉料理は、ワイルドさと繊細さを堪能できる2品

鳩の薪焼
鳩の薪焼

そして、楽しみにしていた「鳩の薪焼」です。今まで鳩はいただいたことがなかったのですが、フランス料理としては代表的な食材とのことで、フランス料理で一つ星を獲得したシェフの腕に、期待が募ります。表面はしっかりあぶり、内側はほんのりとレアな状態で出していただいた鳩は、モチモチとした食感とジビエならではの少しワイルドな味わい。鶏肉というよりも、まったく臭みのない牛のレバーといったお味です。

和牛フィレの薪焼
和牛フィレの薪焼

いよいよメインのお肉料理「和牛フィレの薪焼」。炎の高温とゆったりとした低温を駆使して焼かれた上質なお肉は、肉汁をしっかりと内部に閉じ込め、お皿を汚すことはありません。お肉の繊維は一方に柔らかいのではなく、どの方向からでも柔らかくほどけるようで、繊細さすら感じられるもの。一噛みごとに旨みが口内へ広がる幸せが実感できます。
付け合わせのお野菜も、南部鉄器でしっかりと蒸し焼きにされていて、どれも主役級の美味しさですが、ここではあくまでお肉の引き立て役として、その役割を全うしてくれました。ソムリエの方から、合わせてシラーというスパイシーな風合いの赤ワインもオススメしていただきました。上司もタイミングよく次のソフトドリンクをいただいていたようで、最高の料理を最高の状態で食べるための配慮が素晴らしいです。

締めの料理にこそ、シェフの愛情が色濃く表れる

土鍋ご飯のいくら乗せ
土鍋ご飯のいくら乗せ

お料理のラストは締めの「土鍋ご飯のいくら乗せ」赤だしと香の物つき。以前は締めを出していなかったそうですが、お客様からのご要望によって追加したのだとか。薪釜のなかでふっくらと炊かれたお米の上に、キラキラと広がる大粒のいくら。約束された美味しさが、見た目からも伝わってきます。ご飯も「これがお米が立つという状態か…!」と教えてくれるような炊きあがりです。お腹いっぱいでも食べられちゃう、嬉しい締めです。

マシュマロ焼き
マシュマロ焼き

デザートは2種類。まずは薪焼きの定番?なマシュマロ焼き。といっても、BBQなどでイメージするようなマシュマロ焼きとはまったく違います。食用ホオズキの身を生マシュマロで包み、じっくりと焼き上げ、タルトの上にのせる。香ばしい甘さの中に、プチッとはじける甘酸っぱいホオズキは、いままでに感じたことのない食感で、新しいスイーツ好きの方にはぜひ食べていただきたいです。自家製パンと同じく、窯で焼き上げたチーズケーキをいただいて、コースのメニューは終了です。内容もボリュームも、大満足でした。

狭山の茶葉
狭山の茶葉

最後はお酒ではなく、シェフの地元でもある狭山の茶葉を薪釜でじっくりと焙煎した番茶です。見事な有田焼のカップで、ホッとするひとときを味わえます。どのお料理もお皿まで素敵で、一切の妥協がない。それなのに変に肩肘を張ったりせず、ゆったりと美味しいお料理をいただける薪焼おのでら。銀座のディナーを食べつくした方にこそ、ぜひ行っていただきたい名店だと思いました。

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